保険の治療では根の先の複雑な形態に根尖病巣に対応した減菌処置ができません。
20年以上前よりレーザーによる減菌処置が考えられていましたが、レーザーの特徴の直進性から周囲の減菌ができませんでした。
その点ストリークレーザーはチタンの乳液を根管に注入し、それにレーザーをあてることで乱反射させ、プラズマに発行球をつくることで、根尖周囲の減菌、起炎物質の炭化が確実に行うことができるようになりました。
さらに同時に歯質強化を行い、象牙細管の封鎖による再感染の予防、耐酸性の向上による
二次う蝕(詰め物や被せ物の下から新たな虫歯ができる)の予防が高い質で行えます。
治療回数が減り、再治療のリスクが減るというメリットがあります。
※保険外診療となります。
ホームケアあり | なし | |
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前歯 | ¥30,000 | ¥60,000 |
小臼歯 | ¥40,000 | ¥80,000 |
大臼歯 | ¥60,000 | ¥100,000 |
1日目に麻酔を行い、ばい菌感染した歯質を除去し、詰め物の形に歯を削ります。これにより、歯をたくさん削ることになります。またマイクロラック(エナメル質にできる小さい傷)が発生します。
2日目、金属の調整をします。セメントで合着することにより必ずセメント層ができます。
※像牙細管はむき出しなので、かむと痛みあり、冷たいものがしみることがあります。
(かなりの時間が経つと消失する)
セメント層は、経年劣化により崩れだします。隙間ができると、その隙間に菌が入り2次う蝕ができます。やりかえを度々しないといけない事も多く、だんだん大きくなり被せることになる場合もあります。
レーザーによるう蝕(虫歯)処置は削る場所は、インスツルメント(治療具)が入る部分のみで、最小限に抑えられます。(まったく削らないこともある)
虫歯部分にレーザー照射することにより、瞬間的に高熱で蒸散させることができ、無菌化にします。そのため、痛みや振動を与えずに、また健康な部分を痛めずに治療することができ、きれいな象牙質のみにします。
レーザー照射すると、象牙質の細管封鎖と歯質強化され、虫歯の再発を防げます。
レーザーの高熱で水分も蒸発するため、水分のまったくない象牙管になるので、
プラスチックの接着強度が上昇して外れにくいプラスチック充てんができます。
抜歯は歯科治療の中で頻度が高く、出血を伴う処置です。健常者の多くは抜歯後の圧迫止血で出血は治まります。しかし抜歯痕の回復は時間がかかるので、数日間の滲むような出血を気にされる方、自然治癒の過程で起こる炎症(疼痛)に悩まされる方もいます。また、抜歯痕の血餅が剥がれることで起こりやすいドライソケットも心配です。
レーザー治療は抜歯時の止血効果が高まります。血液凝固、血餅形成の促進、毛細血管の閉塞などの作用を持ち、止血時間の短縮を期待できると共に菌血症のリスク低減にも繋がります。