今回は呼吸についてお話していきます。
人間は一日どのくらい呼吸をしていると思いますか?
約1万5000回から2万回呼吸しています。1分間に15回程度です。
そして脳は他の臓器と比べて10倍もの酸素を必要としています。
呼吸が浅くなると脳に酸素がいかないのでぼんやりしたり、眠気や頭痛などがおこります。
ですから、しっかりと呼吸をしなければなりませんが、現代人は呼吸の浅い人が多く、その多くの原因が口呼吸です。
口呼吸が与える影響は
①低位舌
②気道が狭くなっている
③上気道の炎症
④呼吸パターンの障害
⑤下顎の後退
⑥上顎の発育障害
です。
改善するには呼吸の再教育をしなければいけません。
☆覚醒時及び睡眠時ともに鼻呼吸の確立
☆舌の安静位を正しくする
☆横隔膜を広げるため肋骨を横に広げる
などです。
大人も気を付けなくてはいけませんが、お子様が無意識で居る時に、お口をポカンと開けて居る事はないでしょうか?
そんな時には、お口を閉じる様に、まめに声を掛けてあげて鼻呼吸を意識する様にしていきましょう。
前回お話した睡眠と今回の呼吸については、子ども達の脳や心身の健康にとって何よりも大切です。
『正しい睡眠の知識と呼吸法を身につけ、子ども達に何が必要か』を意識して、
日々過ごして頂ければ、心身の健康に繋がっていくと思います。